依存している自覚-システム障害から考える

みずほフィナンシャル・グループのシステム障害については、以前書いた。僕自身、2002年の最初の大規模障害のときには、顧客対応に走り回ったこと、そして、障害発生後には、システム担当者の心身の健康状態が心配だ、と★9月に入り、影響が複数社にまたがる障害発生が報じられた。米アマゾン・ウェブ・サービスのネットワーク障害だ。自前のシステムを一から構築するのではなく、クラウドを背景としたサービスの使用料を支払う方式は、かなり浸透している★日頃、当たり前のように利用しているインフラには、必ずそれを管理運営している企業や人がいる。彼らに依存することでビジネスや生活が成り立っている。この事実は重い★管理運営者は、冷静な判断が可能な精神状態で業務に当たっているのだろうか。もしかしたら彼らに任せるまでもなく、自分自身で負えることがあるのではないか。いろいろなことを考える、それがリスク・マネジメントの最初の一歩だろう。