「なんだよ。午前中の会議で言っていたことと違うじゃないか。社長はいつもこうなんだ。方針がコロコロ変わってあてにならないよ」などという愚痴が,中間管理職の間でよく聞かれる。朝令暮改は,混乱の種であることが多い★国際線予約の一律停止という方針が,3日間で覆ったことが話題になっている。邦人の帰国需要に配慮した結果だ。岸田総理のこの方針変更は,概ね好意的に受け入れられているように感じられる?そうでもないか★時々刻々と変わる社会情勢や経済環境を睨みながら,トップは膨大な意思決定を,次々と下さなければならない。最終責任を負う者の時間感覚は,多くの人が想像しているよりも遥かに短い★ある意味,朝令暮改できる人をトップに据えておかないと危ない。忖度の塊のような人物が指揮を執れば,まやかしの平穏が,いまそこにある危機を覆い隠すことになる。但し,説明責任はしっかりと,「あてになる」朝令暮改をお願いしたいものだ。
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